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「転職エージェントとビズリーチ、どっちを使えばいいですか?」
こういう質問をよくもらう。私の答えは「どっちかじゃなくて全部使え」だ。
私はスタートアップへの転職(年収890万→1250万)の際に、JACリクルートメント・ビズリーチ・LinkedIn直接応募の3つを同時並行で使った。結果として内定を複数社から取り、最終的にJAC経由でオファーを受けた会社に入社した。
この記事では、3つのサービスを実際に使って感じた「それぞれの強みと弱み」を、忖度なしで書く。「どれを使えばいいか」を決める参考にしてほしい。
私が使った3つのサービス:全体総括(JACが一番良かった理由)
先に結論を出す。
私の評価順位: JAC > ビズリーチ > LinkedIn直接応募
ただし「JACが一番」というのは、私の状況(年収800万台のエンジニアがハイクラス転職を狙う)での話だ。全員に当てはまるわけではない。
| サービス | 総合評価 | 年収交渉 | 求人の質 | 手間 |
|---|---|---|---|---|
| JACリクルートメント | ★★★★★ | ◎ 代わりにやってくれる | ◎ ハイクラスに強い | 少 |
| ビズリーチ | ★★★★☆ | △ 自分でやる必要あり | ○ 多いが玉石混交 | 中 |
| LinkedIn直接応募 | ★★★☆☆ | ○ 透明性が高い | ○ 外資・スタートアップ系 | 大 |
JACが良かった最大の理由: 面接対策と年収交渉を担当エージェントが伴走してくれたことだ。「自分で全部やる」のが苦手な人、年収交渉に自信がない人ほど、JACのようなエージェント型が向いている。
サービス構造の違いを理解する:エージェント型・スカウト型・ネットワーク型
まず各サービスの「仕組み」を理解しておかないと、使い方を間違える。
エージェント型(JACリクルートメントなど)
エージェント(担当者)が求人を紹介してくれる形式。求職者と企業の間に担当者が入り、面接調整・条件交渉・フォローを一手に担う。費用は転職者側は無料(企業が手数料を払う)。
メリット: 担当者の知見を借りられる。年収交渉を代行してくれる。
デメリット: 担当者の質に当たり外れがある。担当者が紹介しやすい求人に誘導されるリスクがある。
スカウト型(ビズリーチなど)
レジュメを登録すると、企業や転職エージェントからスカウトが届く形式。自分から動くのではなく、受け身で情報を集められる。
メリット: 求人を待つだけでいい。複数社から同時にアプローチが来る。
デメリット: スカウトの質にばらつきがある。年収交渉は自分でやる必要がある。
ネットワーク型(LinkedIn・SNS直接応募)
プロフィールや発信内容を見た企業から直接オファーが来る形式。または自分から気になる企業の採用担当者にDMを送る形式。
メリット: 中間マージンがない分、年収が高めになりやすい。
デメリット: プロフィールの作り込みが必要。言語(英語)のハードルがある場合がある。
JACリクルートメント:面接フォローアップが手厚かった理由と使い方
JACを使って一番印象的だったのは、「面接が終わった直後に担当者から電話が来た」ことだ。
「どうでしたか?」「この点、うまく答えられましたか?」「次の面接に向けて、こういう準備をしておくといいですよ」——普通、面接後ってドキドキしながら結果待ちするだけだよな。でもJACの場合は、担当者がすぐにフォローしてくれる。
これが最終的に年収交渉でも機能した。内定が出たとき、私が「1300万円くらい希望したい」と伝えたら、担当者が企業の採用担当に直接交渉してくれた。自分で「年収上げてください」と言うのは気まずい。でもエージェント経由なら、向こうも「そういうもの」として受け取ってくれる。
JACの使い方のポイント
- 登録時にレジュメ(職務経歴書)をしっかり書く。担当者はこれを見て求人を選んでくれるので、実績を数値で記入することが重要
- 「こういう求人は要らない」をはっきり伝える(断ると悪いと思わなくていい)
- 面接前後のフォローアップを積極的に使う
- 内定後の年収交渉はエージェントに委ねる(ここが最大の価値)
JACは年収600万以上のミドル〜ハイクラス転職に特に強い。現職年収が500万円以下の場合は、別のサービスを使う方が向いているかもしれない。
ビズリーチ:スカウト量産のコツとプレミアム会員の費用対効果
ビズリーチは「登録したらスカウトが来る」というイメージが強いが、何もしないと精度の低いスカウトが来続けるだけだ。
スカウト精度を上げるコツ
レジュメの「希望年収」「直近のプロジェクト詳細」「使用技術」を具体的に書くことだ。曖昧なプロフィールには、AIで量産されたような条件違いのスカウトが大量に来る。具体的に書けば、それに合ったスカウトが来やすくなる。
私が登録していた2ヶ月間で届いたスカウト数は約80通。そのうち面接に進んだのは5社だ。つまり94%は条件が合わないか、会社名を見ただけで断った。
プレミアム会員(月額5,478円〜)の費用対効果
無料会員だとスカウトを受け取れない企業がある。プレミアム会員になると全スカウトを受け取れるようになるが、費用対効果はケースバイケース。
私は1ヶ月だけプレミアムに入った(費用は約5,000円)。プレミアム限定スカウトから1社面接に進んだので、元は取れた計算だ。長期間使うよりは「転職活動の濃い1〜2ヶ月だけプレミアムにする」という使い方が合理的だと思う。
ビズリーチが向いている人
- 受け身で情報収集したい
- 複数社からのアプローチを比較したい
- 現職年収が700万以上で、スカウトのターゲット層に入っている
LinkedIn:直接応募で年収交渉を有利に進める仕組み
LinkedInは「外資系・グローバル企業への転職」または「スタートアップからの直接スカウト」に強い。
私のケースでは、LinkedInのプロフィールを英語で作り込んで放置しておいたら、外資系テック企業とスタートアップ2社から英語でメッセージが来た。面接には進まなかったが、「自分が市場でどう見られているか」を把握する参考になった。
年収交渉で有利になる理由
エージェントを使わないということは、採用にかかる手数料(年収の30〜35%分が相場)が発生しないということだ。企業側からすると、その分をオファー年収に上乗せできる余地がある。理論上は、直接応募の方が年収が高くなりやすい構造だ。
ただし現実は「自分で交渉しなければならない」のがハードルだ。年収提示の段階で「私はこれだけの市場価値がある」と言い切れる人は有利だが、慣れていないとその場でOKしてしまいがちだ。
LinkedInを活用するための前提
- プロフィールを英語と日本語の両方で充実させる
- GitHubやポートフォリオへのリンクを貼る
- 過去のプロジェクトの成果を数値で記載する(「〇〇億円規模のシステムを構築」など)
- スタートアップ・外資を志向するなら積極的に使う価値がある
3サービス比較表(目的・年収帯・向いている人)
| 項目 | JACリクルートメント | ビズリーチ | LinkedIn直接応募 |
|---|---|---|---|
| サービスタイプ | エージェント型 | スカウト型 | ネットワーク型 |
| 費用(転職者) | 無料 | 無料〜月5,478円(プレミアム) | 無料〜月4,400円(プレミアム) |
| 向いている年収帯 | 600万〜 | 600万〜 | 700万〜(外資志向) |
| 年収交渉サポート | ◎ エージェントが代行 | △ 自分でやる | ○ 直接交渉(透明) |
| 求人数 | △ 少ないが質が高い | ◎ 大量 | ○ 外資・スタートアップ系 |
| 手間 | 少(担当者が動く) | 中(スカウント選別が必要) | 大(自己PR・交渉が必要) |
| 向いている人 | 年収交渉が苦手、フォローが欲しい人 | 受け身で情報収集したい人 | 外資・英語OKな人、自分で動ける人 |
| 私の評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
まとめ:3つ同時登録が正解。その理由と登録の優先順位
「どれか1つを選べばいい」と思っている人が多いが、それは損だ。
3つ同時に登録するべき理由
年収交渉の最大のカードは「他社からもオファーが来ている」という事実だ。JACのエージェントに「ビズリーチ経由でも面接が進んでいます」と伝えるだけで、交渉のトーンが変わる。1社だけで動いていると、その1社のペースに乗るしかなくなる。
登録の優先順位
- JACリクルートメント(最初に登録。担当者と話して方向性を固める)
- ビズリーチ(並行して登録。スカウトで市場価値を確認する)
- LinkedIn(プロフィールを整備しながら放置でOK。外資志向なら優先度を上げる)
私が2回目の転職で1250万円のオファーを取れたのは、この3つを同時に動かして「競争原理」を作ったからだ。1社だけに絞ると、どうしても交渉力が落ちる。
転職は、仕組みを使うかどうかで結果が変わる。まずはJACとビズリーチへの登録(どちらも無料)から始めてほしい。
各サービスの詳しい特徴や報酬比較はハイクラス転職サービス比較にまとめている。実際に登録を検討している方は、合わせて参考にしてほしい。
本記事の情報は2026年4月時点のものです。各サービスの仕様・料金は変更になる場合があります。転職に関する判断はご自身の状況を踏まえた上でご判断ください。
