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「30代でも資産の1〜2割は債券で持っておくべき」。投資の入門書やネット記事を読むと、たいていこう書いてあります。でも私のポートフォリオは株式が9割を超えていて、債券は外国債券が7%だけ残っているという状態。しかもその7%を、あえて増やしていません。
この記事では、30歳・本業エンジニア年収1300万+副業700万=合計2000万超の私が、債券は必要か、30代・高年収のポートフォリオに債券を組み入れるべきかという問いに、自分の実際の資産配分を公開しながら答えていきますね。債券の役割、私が債券を主軸にしない理由、その代わりに何で守っているのか、「あなたには債券が必要か」の判断軸まで、正直に書いていきます。
先に2つだけお断りさせてください。1つ目、投資にはリスクが伴います。本記事は筆者個人の体験談・情報提供であり、将来のリターンや値動きを保証するものではありません。株式も債券も元本割れの可能性があり、金利や利率は変動します。記載の数字は2026年6月時点の目安なので、最新の値は各公式サイトでご確認くださいね。2つ目、これは失敗談ではありません。私が個別株・暗号資産で40万円溶かした話とは別物で、債券は「失敗して撤退した」のではなく「最初から主軸にしないと決めた合理的な判断」の話です。ここを混同しないでくださいね。
結論 ─ 30代・高入金力の私には、債券を主軸にする理由がない
最初に結論を出しますね。債券は必要か、30代・高年収のポートフォリオに債券は要るのかと問われたら、私の答えはこうです。30代で入金力がある今の自分には、債券を主軸にする理由がない。ただし「債券を1円も持つな」という極論ではありません。
私のポートフォリオに債券はどれだけあるか(外国債券7%だけ)
正直に開示します。私の月70万円インデックス積立の実績の中に、ニッセイ外国債券インデックスファンドが月5万円分、積立として入っています。割合でいうと株式約93%・債券約7%(2026年3月末時点)。これは投資を始めた初期に「分散の練習」として入れた名残なんですね。今あえて買い増すことはしていません。
教科書どおりに外国債券を月5万円だけ入れてみた当時の私は、なんとなく安心したかった。でも数年経って気づいたんです。これは私には主役級では要らなかったかもしれない、と。
結論を3行で
- 30代・高年収・入金力があり資産を増やすフェーズの人 → 債券を主軸にしなくてよい
- 取り崩し期が近い・値動きで眠れない・近く使う資金がある人 → 債券は意味がある
- どうしても不安なら、私は債券より現金比率を厚くする
この記事で扱う「買わない」の意味
念のため定義しておきますね。私が「債券を買わない」と言うのは、株式と債券を60:40にするような教科書的な配分にしない、債券を主軸として増やさない、という意味です。すでにある7%を全部売る、という話ではありません。資産形成期の主役は株式に張る、という方針の話だと受け取ってください。
そもそも債券は何のためにポートフォリオに入れるのか
ここは層Cの初心者の方向け。「債券って何のために入れるの?」という基礎から整理します。
債券の役割 ─ 値動きのクッション
債券の最大の役割は、ポートフォリオの値動きをやわらげるクッションです。株式と債券は値動きの相関が低い場面が多く、株が暴落したときに債券が相対的に踏みとどまってくれれば、資産全体の下げが浅くなる。揺れの少ない乗り心地を買う、というイメージですね。
株式と債券の期待リターンの違い
ざっくり言うと、株式は企業の成長を取りにいく攻めの資産、債券は利息を受け取りつつ値動きを抑える守りの資産です。長期で見たときの期待リターンは、一般に株式のほうが高めとされ、債券は横ばい寄りになりやすい。守りを固めるほど、増えるスピードは緩やかになるトレードオフがあるんですね。
「100−年齢を株式に」という年代別テンプレと、その限界
有名なのが「100−年齢を株式の比率に」という考え方。30歳なら株式70%・債券30%、という具合です。シンプルで分かりやすい。ただこの式、収入も入金力もリスク許容度も全部ひとくくりにした平均値の話なんですよね。月3万円積立の人と月70万円積立の人を同じ式に当てはめるのは、さすがに乱暴かもしれません。
年代別の株式・債券比率の目安(比較表)
「30代って結局、債券は何%が普通なの?」に表で答えますね。一般的に語られる目安と、私の見解を並べてみました。
| 年代 | 一般的な債券比率の目安 | 想定リスク許容度 | 私の見解(高年収・高入金力前提) |
|---|---|---|---|
| 20代 | 0〜10% | 高い | ほぼ不要・株式中心でよい |
| 30代 | 10〜30% | 高い | 入金力があるなら無理に入れない |
| 40代 | 20〜40% | 中 | 目標額が近いなら少しずつ検討 |
| 50代以降 | 30〜50% | 低〜中 | 取り崩しに備え債券・現金を厚く |
※年代別比率は2026年6月時点の一般的な目安です。収入・入金力・リスク許容度・ライフプランで最適解は変わります。
債券 株式 比率 年代別で調べると、たいていこの「30代は10〜30%」という数字に行き当たります。でも、これはあくまで平均的な収入・入金力を前提にした一般論。私のように月70万円を投じられる入金力があると、話がだいぶ変わってくるんですね。次の章でその理由を掘り下げます。
私が債券を主軸にしない3つの理由
ここが本記事の核心です。インデックス投資で債券はいらない理由を、私の条件に即して3つに分けて説明しますね。
理由1: 30代は時間が味方
30代の最大の武器は、運用に使える時間が長いこと。株式は短期だと大きく上下しますが、長期で持てば持つほど、暴落しても回復を待てる余地が広がります。売らずに待てるなら、一時的な下げはただの通過点。私はリタイアまで20年以上あるので、目先の値動きに債券でクッションを当てる必要性が、そもそも薄いんですね。
理由2: 月70万円の入金力が、債券のクッションを代替する
これが高年収特有の、いちばん伝えたい視点です。債券のクッション機能の正体は「暴落しても資産全体が大きく沈まないこと」。でも私の場合、暴落が来たら毎月70万円という新しい弾薬を、安くなった株式に投入できる。
実際、暴落で資産が500万円減った日(2025年4月の関税ショック)も、私を支えたのは債券ではなく「来月また70万円ぶん買える」という入金力でした。あの局面で口座の数字が一晩で削られていくのを見たとき、正直に言えば手は少し冷たくなった。それでも踏みとどまれたのは、安く仕込めるという感覚があったからなんですね。高い入金力そのものが、債券に近い精神的クッションとして働いてくれた。
理由3: 資産を「増やす」フェーズだから、期待リターンを削りたくない
私は今、資産を増やすことに全力を注ぐフェーズにいます。守りを固めて値動きを抑えるより、株式の長期的な成長力にできるだけ多く張りたい。債券を厚く入れると揺れは小さくなりますが、その分だけ伸びしろも削れる。30代で時間があるうちは、揺れを受け入れてでも増やす力に賭けたいというのが私の判断です。
補足: 債券を入れると揺れは減るがトレードオフがある
念のため。債券を入れること自体を否定しているわけではありません。債券を組み入れれば値動きは穏やかになります。その代わり、増えるスピードは緩やかになりやすい。どちらが正解かは人それぞれで、私は「今は増やす側に振る」と決めただけ。株式が必ず勝つと断定しているわけではない、という点は強調しておきますね。
債券の代わりに私が「守り」に使っているもの
「じゃあ守りはゼロなのか」というと、そうではありません。債券 代わり 現金 金 ポートフォリオというテーマで、私が実際に何で守っているかを公開します。
現金13%(約450万円)─ 暴落時の弾薬と生活防衛
私のポートフォリオの13%、金額にして約450万円(2026年時点)は現金で持っています。生活費のおよそ12ヶ月分。これが私にとっての債券代わりのクッションです。暴落が来たら買い向かう弾薬になり、何かあっても生活が崩れない安心の土台にもなる。流動性が高く、いつでも動かせるのが現金の強みですね。
純金6%(約200万円)─ 株式と逆相関を狙ったインフレヘッジ
ポートフォリオの6%、約200万円(2026年時点)は純金です。金は株式と値動きが逆になりやすい場面があり、株が崩れたときに資産を支える守りの一手になる。インフレに強いとされる点も気に入っています。なぜ金なのかは純金投資の実体験と保有理由で詳しく書いているので、興味があればどうぞ。
なぜ債券より「現金+金」を選ぶのか
理由はシンプルで、流動性と納得感です。現金はいつでも全力で買いに動けるし、金は株と逆相関の守りになる。この2つで「暴落への備え」と「株式以外の分散」が私の場合はまかなえている。債券をわざわざ主軸に足す動機が湧かなかった、というのが本音ですね。
私の資産配分の全体像(インデックス投信78%・現金13%・純金6%・個別株暗号資産3%)は30歳・資産3450万円のポートフォリオで全公開しています。先ほどの外国債券7%は、このインデックス投信の枠の内側にある少額として収まっています。
2026年・金利が上がった今でも私が債券を増やさない理由
ここは鮮度の話。「金利が上がった今こそ債券では?」という層Bの疑問に正面から答えますね。
個人向け国債(変動10年)は2026年6月で1.74%まで上昇
2026年6月募集分の個人向け国債(変動10年)の適用利率は、年1.74%です。元本割れなし、1万円から買えて、最低保証0.05%という安心設計。金利上昇トレンドで2026年3月の1.40%から4月1.55%、6月1.74%と上がってきました。これを知ったとき、正直「おっ、悪くないな」と一瞬心が動いたんですね。1.74%なら、何もしないより全然いい。
「金利が上がったから債券アリ」への私の答え
個人向け国債 変動10年が必要か、高年収でも買うべきかと考えると、私の答えはこうです。守りの一部としてはアリ、でも主軸にはしない。年1.74%という利率は、私の副業の数時間分の感覚に近い。元本が動かない安心は確かに魅力ですが、それと引き換えに資産を増やす力は弱い。今の私の優先順位だと、主役には据えられないんですね。
それでも株式の長期期待リターンには届かない(私のフェーズでは)
資産を増やすフェーズの私にとっては、安全に1.74%を確保することより、揺れても株式の成長に賭けることのほうが目的に合っています。守りを国債で固める判断は十分に合理的ですが、それは私の今のゴールとは方向が違う、ということですね。
ただし金利局面は今後も変わる
念のため添えておきます。金利は今後も上下しますし、1.74%という数字も変動します。金利がさらに大きく動けば、債券の魅力度は変わるかもしれません。私の「増やさない」は2026年6月時点の判断であって、未来永劫の宣言ではない。情報の鮮度には気をつけてくださいね。
それでも債券を持った方がいい人
ここまで「私は主軸にしない」と書いてきましたが、債券が向く人はちゃんといます。公平に書きますね。債券 不要論や株式100%が30代に常に正解、というわけでは決してありません。
ケースA: 取り崩し期・リタイアが近い人
資産を取り崩して暮らすフェーズが近づいているなら、株式の大きな値動きはリスクそのもの。債券で値動きを抑えておく意味が出てきます。
ケースB: 株の値動きで眠れない・続けられない人
暴落のたびに不安で眠れず、積立をやめてしまいそうな人。債券を入れて揺れを小さくし、投資を続けられる状態を保つほうが、結果的に資産形成はうまくいきます。続けられることが何より大事なんですね。
ケースC: 近い将来に使う予定の資金がある人
数年内に住宅頭金や教育費など、使う予定が決まっているお金。これを株式で持つのは怖い。元本変動を避けたいなら、債券や個人向け国債が合います。
取り崩しをどう設計するかは、新NISAの出口戦略・取り崩し計画で私自身の計画をまとめているので、出口を意識し始めた方はそちらも読んでみてください。
高年収サラリーマンの債券、結局どうするか(属性別の処方箋)
最後に、属性別の落とし所をまとめますね。
年収高め・入金力あり・資産形成期 → 株式中心で無理に入れない
私と近い条件の方は、株式中心でよいと考えています。入金力という最大の武器がクッションを代替してくれるので、テンプレに従って無理に債券を1〜2割入れる必要はないんですね。
それでも不安なら、債券より現金を厚くするのが私の答え
「やっぱり守りがないと不安」という方へ。私なら債券を足すより、現金比率を厚くします。流動性が高く、暴落時にすぐ買い向かえるから。生活費12ヶ月分くらいの現金があれば、たいていの不安は和らぎます。
債券を買うなら、何で買うか
それでも債券を組み入れたい方向けに、選択肢を簡潔に挙げますね。
- 個人向け国債(変動10年): 元本割れなし・1万円から・最低保証0.05%。2026年6月時点の利率は年1.74%。手堅さ重視ならここ
- 先進国債券インデックス投信(eMAXIS Slim 先進国債券など): 低コストで分散できる。信託報酬は変動するので執筆時点の目安として公式値を確認してください
- 米国総合債券ETF(AGG・BNDなど): 経費率0.04%前後と低コスト。ただし米国課税・為替リスクあり
ここで注意。債券=絶対安全ではありません。金利が上がると既発債券の価格は下がりますし、外国債券には為替リスクや信用リスクもある。「安全資産だから無条件に安心」と思い込まないでくださいね。
ETFや投信を実際に買うなら、証券会社選びで為替コストや取扱商品が変わってきます。どこが安いかは米国ETFが買えるおすすめ証券会社比較を判断材料にしてください。投資の選択肢を比較検討中なら、米国ETF(VOO・VTI)と投資信託どちらを選ぶかや高配当株戦略を200万円試した結果も、私の試行錯誤として参考になるはずです。
米国ETF・債券が買える証券会社を比較する → 手数料・為替コストで選ぶ3社の比較記事へ
これから新NISAを始める方へ → 新NISAにおすすめの証券会社3選
まとめ ─ 債券の要否は「年齢」より「入金力と目的」で決まる
債券は必要か、30代・高年収のポートフォリオに債券を組み入れるべきか。両方の視点を見たうえで私が出した答えは、要否は年齢のテンプレではなく、入金力と目的で決まる、でした。
私が債券を主軸にしない理由を振り返ると、30代は時間が味方で回復を待てること、月70万円の入金力が暴落時の弾薬としてクッションを代替すること、増やすフェーズだから期待リターンを削りたくないこと。この3つです。守りは債券ではなく現金13%+純金6%で固めている。2026年に個人向け国債が1.74%まで上がっても、今の私は主役には据えません。
30代・高年収のあなたへ伝えたいのは、テンプレの「30代は債券10〜30%」を鵜呑みにしなくていい、ということ。あなたの入金力と目的で決めてください。逆に、取り崩しが近い・値動きで眠れない・近く使う資金があるなら、債券はちゃんと意味を持ちます。
最後にもう一度だけ。投資にはリスクが伴います。本記事は筆者個人の体験談・情報提供であり、特定の商品の勧誘や、将来のリターン・値動きを保証するものではありません。株式も債券も元本割れの可能性があり、金利・利率・為替は変動します。記載の数字は2026年6月時点の一例なので、最新の値や条件は各公式サイトでご確認のうえ、投資判断はご自身の責任で行ってくださいね。

