新NISA月70万積立中の私のインデックス投資戦略【2026年】

投資

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「新NISAで毎月いくら積み立てればいいですか?」

この質問、本当によく聞かれる。ネットで検索しても「月1万円から始めましょう」「まずは無理のない金額で」みたいな当たり障りのない回答ばかりで、正直もの足りない。

先に結論を言う。

積立額は余剰資金のすべて。私の場合はそれが月70万円だった。

30歳、年収2000万円超(本業+副業)、資産3000万円超。新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠を合わせて月30万円、特定口座でさらに月40万円、合計月70万円をインデックスファンドに突っ込んでいる。

「月70万? 頭おかしいだろ」と思った人もいるだろう。わかる。私も最初は月3万円から始めた。24歳のとき、つみたてNISAで恐る恐る3万円を設定したのが投資人生のスタートだった。そこから転職と副業で収入を上げ、生活水準を上げずに入金力を積み上げ続けた結果、月70万円という数字にたどり着いた。

この記事では、新NISAの2つの枠をどう使い分けているか、なぜインデックス投資一本なのか、暴落が来たらどうするか──私のインデックス投資戦略のすべてを公開する。年収別の積立額シミュレーションも用意したので、自分に合った金額を見つけてほしい。


私が新NISAで月70万円積み立てている理由

積立額の決め方──余剰資金の算出方法(家計内訳つき)

「月いくら積み立てるべきか」の答えは、実はシンプルだ。

月の手取り − 生活費 − 生活防衛資金の積立 = 投資に回せる金額

これだけ。「最低1万円」とか「手取りの20%」みたいなふわっとした基準じゃない。自分の家計を丸裸にして、余剰資金を正確に算出する。私は家計を1円単位で把握している。理系の脳がそうさせるのかもしれないけど、数字で管理しないと気持ち悪い。

私の家計内訳はこうなっている。

項目月額
手取り約107万円
固定費(住宅ローン・光熱費・通信費等)▲約20万円
変動費(食費・交際費・趣味等)▲約13万円
生活防衛資金の積立(現金)▲約4万円
投資に回せる余剰資金約70万円

生活防衛資金(生活費6ヶ月分=約200万円)はすでに確保済みだが、万が一のために毎月少額を上乗せしている。この安全マージンがあるから、残りの70万円を迷いなく投資に突っ込める。

ここで大事なのは、投資額を「余ったら」で決めないことだ。「余ったら投資しよう」だと永遠に余らない。人間の意志力なんて信用してはいけない。先に投資用口座に自動送金する設定を組んで、残ったお金で生活する。この仕組みが月70万円積立を2年以上続けられている唯一の理由だ。

生活費の詳細な内訳と、手取り107万円の使い道については別記事で全公開している。
毎月の資産推移・運用実績はこちら

なぜ「全額インデックス」なのか

70万円の投資先は、すべてインデックスファンドだ。個別株はゼロ。FXもゼロ。暗号資産もゼロ。

「全額インデックスって退屈じゃない?」と言われることがある。退屈だ。めちゃくちゃ退屈。でも、退屈こそが正解だと確信している。

理由は3つ。

1. プロに勝てると思っていない

SPIVA(S&P Indices Versus Active)のレポートによれば、日本の大型株アクティブファンドの約80%は、長期でインデックスに負けている。プロのファンドマネージャーですら勝てないゲームに、仕事の片手間で参戦する個人投資家が勝てるわけがない。私は自分の能力を過信しない。

2. 投資に時間を使いたくない

個別株をやるなら、企業の決算書を読み、業界動向をリサーチし、チャートを分析する必要がある。その時間があるなら副業に使った方がよっぽどリターンが高い。私の副業の時給は数万円。その時間を投資の銘柄分析に使うのは、機会費用の観点から非合理的だ。

3. 再現性が最も高い

インデックス投資は「平均点を取り続ける」戦略だ。トップにはなれないが、8割のアクティブファンドを上回る。しかも、やることは「買って持ち続ける」だけ。特別なスキルも才能もいらない。凡人の私にとって、これほど合理的な戦略はない。

器用にポートフォリオを組み替えたり、タイミングを見計らって売買したりする才能が私にはない。だから「稼いだ金を全部インデックスに放り込む」という脳筋ソリューションを愚直に続けている。


新NISAの制度を最大活用する──2つの枠の使い分け

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがある。この使い分けで悩んでいる人は多いと思うので、私の戦略を公開する。

つみたて投資枠(年120万円)の使い方

項目内容
年間投資枠120万円(月10万円)
私の設定毎月10万円(枠を満額使用)
投資先eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
買付方法クレカ積立(月10万円)

つみたて投資枠は、金融庁が認めた長期投資向きの投資信託しか買えない。逆に言えば、ぼったくりファンドが排除されているので初心者にも安心だ。

私はここにeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を月10万円。全世界の株式約3,000銘柄に分散投資できて、信託報酬は年0.05775%(2026年4月時点)。コーヒー1杯分のコストで世界中の企業のオーナーになれる。

クレカ積立にしているのは、ポイントが貯まるから。月10万円の積立で年間数千〜1万円相当のポイントが返ってくる。やらない理由がない。

成長投資枠(年240万円)の使い方

項目内容
年間投資枠240万円(月20万円)
私の設定毎月20万円(枠を満額使用)
投資先eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
買付方法証券口座から自動積立

成長投資枠は個別株やETFも買えるが、私はインデックスファンド一本。成長投資枠だからといって個別株でギャンブルする必要はまったくない。

ここにはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を月20万円。S&P500は米国の大型株500社に分散投資するインデックスで、過去30年の年平均リターンは約10%前後(円建てではない点に注意)。

「全世界とS&P500、どっちがいいの?」という質問は本当によく見かける。正直、長期ではどちらでも大差ないと思っている。ただ、私は2枠でファンドを分けることで、精神的に「バランスが取れている感」を得ている。合理的かどうかは微妙だけど、投資を長く続けるには精神衛生も大事だ。

つみたて投資枠と成長投資枠の制度的な違いや、より詳しい使い分けの考え方はこちらで解説している。
新NISAの枠の使い分け──つみたて投資枠と成長投資枠の最適解

生涯投資枠1,800万円を最短で埋めるシミュレーション(年収別テーブル付き)

新NISAの非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)。年間360万円の枠を満額使えば、最短5年で1,800万円を埋められる

年間積立額月額換算1,800万円到達年数
360万円(上限)30万円5年
240万円20万円7.5年
120万円10万円15年
60万円5万円30年
36万円3万円50年

私は月30万円(年360万円)を新NISAに投入しているので、2024年の制度開始から5年後の2028年には1,800万円を埋め切る計画だ。

「5年で1,800万」と聞くと焦る人もいるかもしれない。でも、焦る必要はまったくない。新NISAは恒久制度で、非課税期間も無期限。20年かけて埋めても、30年かけて埋めても、非課税のメリットは同じだ。自分のペースで続けることの方がよっぽど大事。

大事なのは「最速で埋めること」じゃなくて「途中で止めないこと」だ。


私のインデックス投資ポートフォリオ公開

メインファンド──なぜこれを選んだか

私のポートフォリオは、呆れるほどシンプルだ。

ファンド配分口座
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)約30%新NISA つみたて投資枠
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)約40%新NISA 成長投資枠+特定口座
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス約20%特定口座
現金(生活防衛資金)約10%普通預金

eMAXIS Slimシリーズを選んでいる理由は信託報酬の安さに尽きる。

eMAXIS Slim 全世界株式の信託報酬は年0.05775%。100万円預けて年間577円。この安さは業界最低水準で、三菱UFJアセットマネジメントが「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指す」と宣言している。実際に何度も引き下げを実施してきた実績がある。

「このファンドが最強」みたいな話は正直どうでもいい。大事なのは「超低コストで、広く分散されていて、長期で続けられるファンド」を選ぶこと。eMAXIS Slimシリーズはその条件を満たしている。だから選んだ。それだけの話。

ファンド選びの詳細な比較はこちらで解説している。
eMAXIS Slim全世界株式 vs S&P500──どっちを選ぶべきか

資産配分の考え方(30代で株式100%の理由)

私のポートフォリオは、現金(生活防衛資金)を除けば株式100%だ。債券はゼロ。不動産投資信託(REIT)もゼロ。

「30代で株式100%は攻めすぎじゃない?」と思うかもしれない。一般的なアドバイスでは「年齢の分だけ債券を持て」(30歳なら株式70%・債券30%)と言われることが多い。

私がそれに従わない理由は2つ。

1. 時間が最大のリスクヘッジ

30歳の私には、投資のゴール(60歳くらい)まで30年以上の時間がある。過去のデータでは、15年以上の長期保有であれば、全世界株式のリターンがマイナスになったことはほぼない。30年あればなおさらだ。時間そのものがリスクを吸収してくれる。

2. 入金力でカバーできる

毎月70万円を新たに積み立てている。仮に保有資産が30%暴落しても、翌月にはまた70万円分のフレッシュマネーが入ってくる。安くなった局面でたくさん買える「ドルコスト平均法」の恩恵を最大限に受けられる。入金力が高いことは、それ自体がリスク耐性になる。

ただし、これは「年齢が若い+入金力が高い+生活防衛資金が十分」という条件が揃っているからこそ成り立つ戦略だ。万人に推奨するわけではない。自分のリスク許容度は自分で判断してほしい。

ポートフォリオの詳細な内訳と推移はこちらで公開している。
30歳・資産3000万超のポートフォリオ公開

証券口座をまだ持っていない人は、まず口座開設から始めることをおすすめする。
新NISAにおすすめの証券会社3選【2026年版】


積立の実践テクニック

毎月積立 vs 毎日積立

「毎月積立と毎日積立、どっちがいい?」

結論から言うと、どっちでもいい。差はほぼない。

よく「毎日積立の方が時間分散できてリスクが低い」という主張を見かけるが、シミュレーション上の差は誤差レベルだ。過去20年のS&P500データで検証すると、毎月積立と毎日積立のリターン差は年0.1%未満。月70万円を積み立てている私にとって、年7,000円以下の差。気にする方がエネルギーの無駄だ。

私は毎月積立にしている。理由は「管理がラクだから」。毎日積立にすると、年間の取引回数が約250回になる。確定申告や管理の手間が微妙に増える。毎月なら12回で済む。

投資において大事なのは「毎月か毎日か」という些末な論点じゃなくて、「途中で止めずに続けること」だ。自分が続けやすい方法を選べばいい。

クレカ積立でポイント回収

新NISAのつみたて投資枠は、クレジットカード積立に対応している証券会社を使えば、ポイントを回収しながら積立ができる。

私はSBI証券でクレカ積立を使っている。月10万円の積立で、年間で数千ポイント〜1万ポイント程度が貯まる。これは「もらえるものはもらっておく」精神だ。

クレカ積立の上限は証券会社によって異なるが、月10万円が上限の会社が多い。つまり、月30万円の新NISA積立のうちクレカで積立できるのは10万円まで。残りの20万円は証券口座からの引き落としになる。

クレカ積立に最適なクレジットカードの選び方は、こちらの記事で比較している。
高年収サラリーマン向けクレジットカード比較


暴落が来たらどうするか──リスク管理

ここまで「積立最高!インデックス最高!」という話をしてきたが、きれいごとだけでは終わらせない。投資には元本割れのリスクが伴う。

過去の暴落で私がやったこと

私が投資を始めてからも、市場が大きく下落する局面は何度かあった。

一番きつかったのは、2024年8月の急落だ。日経平均が1日で4,451円下落した、あの日。私の保有資産も一晩で評価額が150万円以上減った。

正直に言う。めちゃくちゃ怖かった。

スマホの証券アプリを開くたびに赤い数字が並んでいて、胃がキリキリした。「売った方がいいんじゃないか」という悪魔のささやきが何度も頭をよぎった。

でも、私がやったことは一つだけ。

何もしなかった。

正確に言えば「何もしないことを選んだ」。積立設定はそのまま。売りもしない。買い増しもしない。いつも通り淡々と月70万円を積み立て続けた。

結果、数ヶ月後にはあの急落分は完全に回復し、その後さらに上昇した。暴落時に売っていたら、この回復を取り逃していたことになる。

暴落に耐える3つの準備

暴落が来てから慌てても遅い。平時に準備しておくことが大切だ。私が実践している3つの準備を紹介する。

1. 生活防衛資金を現金で確保する

最低でも生活費6ヶ月分、できれば1年分を現金で持っておく。私は約200万円を普通預金に置いている。これがあるから、暴落で評価額が下がっても「生活に困る」という事態にはならない。「生活は大丈夫」という安心感が、パニック売りを防ぐ最大の防波堤になる。

2. 投資は余剰資金のみ。絶対に生活費を突っ込まない

「暴落で安くなったから追加投資しよう」と生活費に手を出すのは絶対にダメだ。暴落がさらに続いたら生活が破綻する。投資に回すのは、あくまで余剰資金だけ。私が家計を1円単位で管理しているのは、この線引きを明確にするためでもある。

3. 「暴落は必ず来る」と前提に組み込む

暴落は「来るかもしれない」じゃなくて「必ず来る」ものだ。過去100年で、20%以上の暴落は平均して4〜5年に一度のペースで起きている。これを前提に投資計画を立てておけば、実際に暴落が来ても「予定通り」と思える。

私は暴落を「バーゲンセール」だと考えるようにしている。100円で買えるものが70円で買える。積立投資をしている人間にとって、暴落は味方だ。もちろんこれは長期投資前提の話であって、短期で資金が必要な人には当てはまらない。

※投資には元本割れのリスクが伴います。過去の暴落がすべて回復したからといって、将来も同様に回復する保証はありません。投資判断はご自身のリスク許容度に基づいて慎重に行ってください。


年収別・新NISAの積立額シミュレーション【高収入なら月30万も可能】

「月70万円なんて無理」という人がほとんどだと思う。当たり前だ。私だって24歳の頃は月3万円からだった。

大事なのは「自分の年収と生活費に合った金額」を設定すること。以下に年収別の積立額の目安をシミュレーションした。

年収別・投資に回せる金額の目安

年収(税込)手取り(概算)月の生活費目安投資可能額(月額)1,800万円到達年数
300万円約240万円約15万円約3〜5万円30〜50年
400万円約320万円約16万円約5〜8万円19〜30年
500万円約390万円約18万円約8〜12万円13〜19年
700万円約530万円約20万円約15〜20万円8〜10年
1,000万円約720万円約22万円約25〜35万円5〜6年
1,500万円約1,020万円約25万円約30万円(枠上限)5年(上限)
2,000万円約1,280万円約33万円約30万円(枠上限)5年(上限)

※生活費は東京都内一人暮らし(独身)を想定。家族構成や住まいによって大きく変動する。あくまで目安として参照してほしい。

月額別・10年後の資産シミュレーション(年利5%想定)

月額積立10年後の元本10年後の評価額(年利5%想定)うち運用益
3万円360万円約465万円約105万円
5万円600万円約776万円約176万円
10万円1,200万円約1,553万円約353万円
20万円2,400万円約3,106万円約706万円
30万円3,600万円約4,659万円約1,059万円
70万円8,400万円約1億870万円約2,470万円

※年利5%は過去の全世界株式インデックスの平均的なリターンを参考にした概算値であり、将来のリターンを保証するものではありません。実際のリターンは上下に大きく変動する可能性があります。

月3万円でも、10年間続ければ元本360万円に対して評価額は約465万円。105万円が「時間と複利」が生んだ利益だ。これを新NISAで運用すれば、この105万円には税金がかからない。

年収300万円だって、月3万円なら捻出できる人は多いはずだ。「自分には関係ない」と思わないでほしい。金額が違うだけで、やっていることは月70万円の私と同じだ。

まだ証券口座を持っていない人は、まずは口座開設から始めてみてほしい。
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まとめ

この記事の要点を振り返る。

  1. 積立額は余剰資金のすべて。 家計を丸裸にし、生活防衛資金を確保した上で、残りを全額投資に回す。「余ったら投資」ではなく「先取り投資」の仕組みを作る
  2. 新NISAの2つの枠をフル活用する。 つみたて投資枠(年120万円)と成長投資枠(年240万円)を両方使い、年360万円×5年で生涯投資枠1,800万円を埋める。ペースは人それぞれでいい
  3. インデックスファンド一本でいい。 超低コストのeMAXIS Slimシリーズで全世界またはS&P500に分散投資。個別株の才能がない凡人にとって最も再現性の高い戦略
  4. 暴落は必ず来るが、やることは「何もしない」。 生活防衛資金の確保、余剰資金のみの投資、暴落を前提とした心の準備──この3つが暴落を乗り越える鍵
  5. 月3万円でも月70万円でも、やっていることは同じ。 大事なのは金額じゃなくて「続けること」。今日始めた人が、1年後に一番感謝するのは今日の自分

私の投資戦略は、はっきり言って退屈だ。毎月同じファンドに同じ金額を積み立てるだけ。銘柄分析もタイミング投資もしない。投資で大事なのは「退屈に耐える力」だと本気で思っている。

もっとスマートなやり方があるのかもしれない。でも、不器用な私にはこの脳筋ソリューション──愚直に稼いで、愚直に積む──が一番合っている。そして結果的に、これが一番再現性が高いと信じている。

まだ証券口座を持っていない人は、まずは口座開設から。新NISAの非課税メリットを使わないのは、純粋にもったいない。
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※投資にはリスクが伴います。 本記事は筆者個人の投資戦略と経験に基づくものであり、特定の金融商品の購入や投資手法を推奨するものではありません。新NISAの制度内容は2026年4月時点のものです。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。


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最終更新:2026年4月

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