本記事にはプロモーションが含まれます。
フルリモートだと年収が下がるって、本当なのでしょうか。私はこれをアンケートではなく、自分が受け取った数字で語れます。2回目の転職活動で、カジュアル面談から選考まで含めて10社から年収の提示をもらいました。その10件をスプレッドシートに並べ、フルリモート可の列と出社前提の列で色分けした瞬間、想像以上にきれいに差が出ていて鳥肌が立ったんですね。この記事ではリモートワークと年収の違い、エンジニアの相場を、勤務形態3区分のデータ・出社回帰の影響・私のオファー10件の実数で書いていきます。
※年収・勤務形態の関係には個人差・市況差があり、フルリモートか出社かで年収が必ず変わることを保証するものではありません。転職・働き方の判断はご自身の状況をふまえてください。
結論 ─ 提示年収は変わる。ただし「リモート=安い」は単純すぎる
最初に答えを出します。フルリモート可否で提示額は確かに動きましたが、リモート可だから安いとは限りませんでした。
私の結論を3行で
フルリモート必須にすると応募できる母数が減り、提示の上限も下がりやすい。出社前提は上振れしやすい。けれど会社のフェーズと希少性次第で逆転もある、というのが10件を見た私の答えです。
オファー10件をフルリモート可否で並べて見えたこと
出社/ハイブリッド寄りの提示は950〜1150万に集中し平均はやや高め。一方リモート可グループは850〜1250万と幅広く、上限の1250万はリモート可でも出ました。これが「リモート可=必ず安い」の反証なんですね。
この記事で扱うこと・扱わないこと
扱うのは勤務形態と提示年収の現実的な関係。扱わないのは「フルリモートなら必ず下がる」式の決めつけです。
フルリモート vs 出社の年収差はいくら?データで見る相場
まず相場を。以下は私の独自数値ではなく、転職メディアや調査の目安です。
勤務形態3区分×提示年収レンジ(目安)
| 勤務形態 | 求人の量(2026年) | 提示年収レンジの傾向 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| フルリモート必須 | 減少傾向 | 母数が減り上限が下がりやすい | 高スキル限定の高単価枠は残る |
| ハイブリッド(週1〜2出社) | 主流・最多 | 最も安定・選択肢が広い | 出社頻度は将来増える可能性 |
| フル出社 | 増加(出社回帰) | 上振れしやすい | 通勤・住居コストを年収換算で割る |
※数値・傾向は調査と私の体験に基づく目安です。年収は実績・職種・企業・市況で変動し、勤務形態だけで決まるものではありません。働き方と年収の両面で求人を比べたいならフルリモート・ハイクラス求人に強い転職サービス比較が参考になります。
「週4〜5出社OK」と「フルリモート必須」で100万〜150万差というデータ
転職エージェントの現場では、週4〜5出社OKとフルリモート必須で提示年収に100万〜150万円の差がつくケースがあるそうです。リモート必須は応募できる企業が絞られ、需給で足元を見られやすいんですね。
フルリモートだから安い、は誤解
フルリモートITエンジニアの平均年収は2024年540万→2025年580万→2026年620万と、3年で約15%上がった調査もあります。フルリモートだから本当に下がるのか、と身構えるほど単純な話ではないんですね。
2025〜26の出社回帰が相場に与える圧力
アクセンチュアが2025年6月より週5出社方針と報じられ、国内でも出社回帰を実施/予定の企業が51.9%。フリーランスではフルリモート案件が主流期比9割減というエージェントの声もあります(フリーランス単価は正社員オファーと別物として参考に)。出社回帰エンジニアの転職と年収への影響は、確実に強まっている局面でしょう。
オファー10件の中身を公開 ─ フルリモート可否で提示額はこう分かれた
ここが本記事の核です。リモートワークと出社の年収差がいくらか、私の10件で書きます。
「オファー10件」の定義(全部が正式内定ではない)
先に線引きを。10件は本選考の正式内定が10社という意味ではありません。ビズリーチ・LinkedIn・JAC経由でカジュアル面談〜選考の過程で具体的な年収レンジの提示を受けたのが計10社、という意味です。本気で本選考まで進めたのは3社でした。
フルリモート可グループの提示レンジ
リモート可は日系スタートアップやWeb系数社で、提示レンジは約850〜1250万に散らばりました。幅が広いのが特徴で、上限の1250万は最終的に入社した日系スタートアップから出た数字。リモート可でも上限が出る、これが発見でした。
出社/ハイブリッド寄りグループの提示レンジ
出社/ハイブリッド寄りは外資SaaS・外資コンサル系IT・大手系インハウスなど。提示は約950〜1150万に集中し、平均はリモート可より少し高めでした。中でも外資SaaS1社からは1100万円のオファー。この外資の話は外資3社の選考を受けた実体験に詳しく書いています。
同じスキルなのに提示が割れた理由
同じ私のスキルなのに、なぜ割れたのか。需給と希少性と会社のフェーズです。10社を時給換算まで割り戻してスプレッドシートに並べたとき、フルリモート可で高い提示を出すのは資金に余裕のある会社か、希少スキルを取りに来る会社に偏っていました。
勤務形態3区分の相場 ─ フルリモート/ハイブリッド/フル出社
3区分それぞれの相場感を、私の体験を重ねて分解します。
フルリモート必須:母数が減り上限が下がりやすい
フルリモート可の求人で相場を調べると、エンジニアでも母数が想像以上に少ない。実際に応募先を絞っていた頃、めぼしい求人が少なくて血の気が引きました。ただし高スキル限定で残る高単価フルリモート枠もあり、ここは別格です。
ハイブリッド(週1〜2出社):提示が最も安定
週1〜2出社のハイブリッドは2026年の求人の主流で、提示レンジが最も安定していました。出社回帰のリスクヘッジにもなり、迷ったらここが無難という肌感です。
フル出社:上振れしやすいが生活コストを割り戻す
フル出社前提の外資から高めの数字が出たとき、一瞬グラッときました。でも往復2時間の通勤を年間で割り戻して我に返ったんですね。年収が100万高くても、奪われる時間を時給換算すると手元に残る差は思ったほどではない、と。
私がオファーをどう天秤にかけたか ─ 働き方一本足で決めない
10件を前に、私は働き方だけでは決めませんでした。
リモート可否を最優先にしなかった理由
リモートか出社かは判断軸の一つに過ぎず、プロダクト裁量・年収・ストックオプション・チームを総合で見ました。働き方一本足で決めると、伸びしろの大きい会社を逃しかねないからです。この判断の背景はあえてスタートアップを選んだ理由へ。
結果的にリモート可の日系スタートアップ1250万を選んだ
最終的に選んだのはリモート可の日系スタートアップで1250万。外資の1100万を交渉材料に引き出した額です。リモート可かつ最高提示という組み合わせで、私には文句なしの着地でした。交渉の中身は他社オファーを根拠に年収交渉した実体験に書いています。
フルリモートの見えないコスト/メリットを年収換算する
通勤ゼロで浮く時間、自己研鑽に回せる時間、都心に住まなくてよくなる家賃。フルリモートの価値は額面年収に出ません。私は通勤と家賃を年収換算で割り戻して比較しました。固定費の考え方は年収2000万のリアルな手取り・固定費にも通じます。
フルリモートで年収を落とさず働きたいエンジニアへ
最後に、具体的な動き方を3ステップで。
ステップ1:「フルリモート必須」を固定しすぎない
条件をフルリモート必須で固めすぎると母数が一気に減ります。まずは複数社の提示レンジを並べて比較を。求人の探し方はフルリモート・ハイクラス求人に強い転職サービス比較が入口になります。
ステップ2:高単価フルリモート枠に残る希少スキルを磨く
母数が減っても残る高単価フルリモートは、希少スキルを持つ人の指定席です。英語や専門領域への自己投資が効きます。技術を英語で語る訓練やスキルアップはエンジニア向けスキルアップ・英会話スクール比較に整理しました。投資の全体像は自己投資の内訳へ。
ステップ3:オファーは複数取り、働き方も年収も交渉材料にする
提示は1社で決めず複数取る。働き方も年収も、交渉のカードになります。私が他社オファーを使った具体的なやり方は他社オファーを根拠に年収交渉した実体験に。
まとめ ─ フルリモートか出社かは「年収換算」で冷静に決める
リモートワークと年収の違い、エンジニアの相場は、感覚ではなく数字で見ると景色が変わります。
データと実体験の振り返り
3区分でフルリモート必須は上限が下がりやすく、ハイブリッドが安定、フル出社は上振れしやすい。けれど私の10件では、リモート可の日系スタートアップから上限の1250万が出ました。フルリモートだから安い、は本当に単純すぎる見方なんですね。
これから働き方を選ぶなら私はこう動く
私なら働き方を一本足で決めず、提示レンジ・裁量・通勤コストを年収換算で並べて判断します。2回の転職の全体像は2回の転職で年収570→1350万にした全記録、業種別の実態はWeb系・大手・スタートアップの業種別年収へ。
個人差の注記と関連記事
繰り返しますが、年収と勤務形態の関係には個人差・市況差があり、フルリモートか出社かで年収が必ず変わることを保証するものではありません。働き方も年収も交渉材料にしたいなら、まずエンジニア向けスキルアップ・英会話スクール比較とフルリモート・ハイクラス求人に強い転職サービス比較から動いてみてください。
