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副業の結果は個人差があります。本記事は特定の収入を保証するものではありません。
「副業を始めよう」と決めたあと、最初に直面する問題がある。
「どの副業を選べばいいのか、わからない。」
ブログ、YouTube、プログラミング受託、クラウドソーシング、せどり、FX——選択肢が多すぎて逆に何もできない。私もそうだった。
理系の私がやったことは、感覚で選ぶのをやめて、3つの軸でスプレッドシートを作って比較した ことだ。
この記事には、その比較の内容と、実際に試して失敗した副業の記録を書く。
結論:3軸で副業を選ぶ
| 軸 | 内容 | 重要な理由 |
|---|---|---|
| 時間あたり収益 | 1時間あたりいくら稼げるか | 使える時間が限られているから |
| スキルの移転可能性 | 本業スキルを活かせるか | 立ち上がりの速度が全然違う |
| スケールの上限 | 時間から切り離した収益があるか | 時間売りには絶対的な上限がある |
この3軸で高スコアの副業を選ぶ。それだけだ。
軸1:時間あたり収益(最も重要)
本業が週60時間の私には、副業に使える時間が極めて限られている。週に使えるのは、多くて10〜15時間だ。
だから「1時間あたりいくら稼げるか」が最重要の指標になる。
目標は時給1万円以上。これを下回る副業は、たとえ稼げても本業の時間効率を下回るから、コスパが悪い。
| 副業の種類 | 時給の目安 | 評価 |
|---|---|---|
| クラウドソーシング・ライター(文字単価0.5〜1円) | 500〜1,000円 | ✕ 論外 |
| クラウドソーシング・ライター(専門記事) | 2,000〜5,000円 | △ 微妙 |
| 技術コンサルティング(初期) | 5,000〜10,000円 | ○ 許容範囲 |
| 技術コンサルティング(実績あり) | 15,000〜30,000円 | ◎ 最優先 |
| コンテンツ系(ブログ・動画)立ち上げ期 | 100〜500円 | ✕ 初期は赤字水準 |
| コンテンツ系(資産が積み上がった後) | 無限大(時間から切り離せる) | ◎ 長期投資として |
コンテンツ系が面白いのは、「最初は時給が最悪だが、資産が積み上がると時間から切り離した収益になる」という点だ。時間投資の概念が全く違う。
軸2:スキルの移転可能性
「全く新しいスキルで副業を始める」と「本業スキルをそのまま副業に使う」では、立ち上がりの速度が1〜2年は変わる。
理系・専門職の私にとって、本業のスキルを副業に使えることは最大のアドバンテージだった。
| 副業の方向性 | 立ち上がりの速さ | 初期単価の高さ |
|---|---|---|
| 本業スキル直結型(コンサル・受託) | 速い | 高い |
| 本業スキル隣接型(技術記事・セミナー) | 中程度 | 中程度 |
| 完全新規スキル型(ライター・YouTubeなど) | 遅い | 低い |
副業をゼロから始めた最初の1年で時間を浪費した理由の一つが、「本業スキルとは無関係な副業」を試したことだ。ライター業でゼロから信頼を積み上げようとしたが、時間がかかりすぎた。
本業スキルを副業に持ち込む。これが最短ルートだ。
軸3:スケールの上限
「時間を売る副業」には、物理的な上限がある。
1日24時間しかない。本業・睡眠・生活時間を除けば、副業に使える時間は1日2〜3時間が限界だ。仮に時給3万円のコンサルタントでも、月に60時間しか使えなければ月収180万円が上限になる。
対して、コンテンツや仕組みを作る副業は、過去に投じた時間が継続的に収益を生む構造になる。
| 副業の種類 | スケールの上限 | 特徴 |
|---|---|---|
| 時間売り型(受託・コンサル) | 投下時間 × 時給 | 安定しやすいが上限あり |
| コンテンツ型(ブログ・動画・書籍) | 理論上は無限大 | 立ち上がりに時間がかかる |
| 仕組み型(SaaS・自動化ツール) | 理論上は無限大 | 難易度が高い |
理想は「時間売り型で安定収益を作りながら、コンテンツ型に時間を投じる」という並走戦略だ。現在の私がやっていることでもある。
スプレッドシートで比較した実録
副業を選ぶとき、実際にスプレッドシートを作って比較した。
各軸を10点満点でスコアリングして、総合点が高い副業を選ぶというシンプルな方法だ。
| 副業 | 時給スコア | スキル移転 | スケール | 合計 | 判断 |
|---|---|---|---|---|---|
| 技術コンサルティング | 9 | 10 | 5 | 24 | 最優先でやる |
| 専門ブログ | 2(初期)/ 8(資産化後) | 7 | 10 | 19〜25 | 長期投資として並走 |
| プログラミング受託 | 7 | 8 | 4 | 19 | やってみる |
| クラウドソーシング文字書き | 2 | 3 | 3 | 8 | やらない |
| せどり転売 | 4 | 1 | 5 | 10 | やらない |
| FX裁量トレード | 3 | 2 | 7 | 12 | やらない(投機) |
スコアが明確に分かれた。感覚で選ばず、数字で選ぶ。 理系の習性だが、これで余計な迷いがなくなった。
実際に試して失敗した副業の記録
スコアが低いとわかっていても「とりあえず試す」ことは悪くない。試した結果の記録を書く。
失敗1:クラウドソーシング・ライター(6ヶ月)
文字単価0.8円の記事ライティングを受けた。1,000文字で800円。3時間かけて3,000文字を書いても2,400円。
時給換算で800円。 完全に私の時間の使い方として間違っていた。
失敗から学んだこと:時給の計算を先にしてから始めるべきだった。始める前にスプレッドシートを作っていたらやらなかった副業だ。
失敗2:せどり(3ヶ月)
家電量販店のセール品を仕入れてAmazonで転売した。月に2〜3万円は稼げた。
でも問題があった。仕入れ判断に時間がかかる。在庫管理が面倒。返品対応が発生する。
理系だが、こういう「アナログな判断・管理」が向いていないことに気づいた。向いていない副業を続けても消耗するだけだ。3ヶ月で撤退した。
失敗から学んだこと:自分の特性に合っているかどうかも副業選びの軸に入れるべきだった。
失敗3:FX自動売買ツールの購入(2ヶ月)
「月収100万円可能」という触れ込みのFX自動売買ツールを購入した。費用は数万円。
2ヶ月で−15万円。副業というより投機だった。完全撤退した。
失敗から学んだこと:「すぐに稼げる」を謳う副業は、ほぼ詐欺か投機だ。 再現性がない。
失敗4:個人アプリ開発(5ヶ月)
自分でアプリを開発して、ストアに出した。技術的には問題なく作れた。でもダウンロード数が全然伸びなかった。
月収3,000〜5,000円レベルで頭打ちになった。
失敗から学んだこと:技術力だけではなく「マーケティング」がなければアプリは売れない。技術は必要条件だが、それだけでは足りない。
最終的に選んだ副業の方向性
失敗を重ねた結果、最終的に絞り込んだのは2本柱だ。
1本目:本業スキル直結の高単価受託・コンサルティング
- 時給最大化が目的
- 立ち上がりが速く、安定した収益が見込める
- スケールの上限はあるが、生活費・ローン・積立の安全網になる
2本目:専門ブログ・コンテンツ(長期投資)
- 毎月の収益にはすぐにならないが、資産として積み上がる
- 時間から切り離した収益を目指す
- 短期的な時給は悪いが、3〜5年の視点で見ると効率が逆転する
この2本を並走させた結果、4年後の現在は副業年収700万円を達成している。
詳細は → 【実録】本業年収1300万のサラリーマンが副業で年700万円稼ぐまでの全記録 に書いた。
まとめ
副業選びで大事なのは、感覚で選ばないことだ。
3つの軸(時間あたり収益・スキルの移転可能性・スケールの上限)でスコアリングして、合計点が高い副業を優先する。理系の私には、この「数字で選ぶ」方法が合っていた。
失敗もした。でも失敗のたびに「なぜ失敗したか」をデータとして記録した。その積み重ねが今の副業年収につながっている。
器用にうまくやろうとするより、ひたすら試して修正し続けること。それが最短ルートだった。
副業を始めた理由については → 本業が忙しい高年収サラリーマンがそれでも副業を始めた3つの理由 も読んでほしい。
時間の作り方については → 週60時間働く会社員が副業時間を作る方法|脳筋式タイムマネジメント で詳しく書いた。
