転職2回で年収2倍。年収を上げる人と上がらない人の決定的な違い

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「転職しても年収が上がらない…」「どうすれば年収1000万円を超えられるのか?」

そんな疑問を抱えたことはありませんか?

かつての私もそういった疑問を抱えた一人でした。

私は20代のうちに2回の転職を経験し、年収を580万円→890万円→1250万円へと大幅にアップさせました。30歳の現在、会社員として年収1300万円、副業収入を含めると年収2000万円を超えています

この記事では、自分自身の体験をもとに、

  • 年収が上がる人と上がらない人の決定的な違い
  • 転職で年収を上げるために意識すべきポイント
  • 年収アップのために私が実際にやったこと

ソフトウェアエンジニアとして転職してきた私の実体験を交えて解説します。

過去の転職についての記事はこちらよりご覧いただけます。

なぜ、同じように働いているのに「年収が上がる人」「上がらない人」がいるのか

同じようにコードを書き、同じように働いているのに、なぜこんなにも差が出るのか?

その答えは、「市場価値を正しく伝えられているか」と「環境選びが最適化されているか」の2点に尽きると、私は感じています。

年収が上がらない人の特徴

私がこれまで出会った人で、この人はなかなか年収が伸びていかないだろうと感じた人の特徴は4つです。

  • 自社の中だけで評価されるスキルに依存している
  • 転職の軸が「なんとなく待遇が良さそう」になっている
  • 面接で「言われたことに答えるだけ」で終わっている
  • 自分の市場価値を知らない or 希望年収を曖昧にしている

年収が上がる人の特徴

逆に、年収を上げることができていた知り合いたちは次の特徴がありました。

  • スキルを「外から見える形」で伝える意識がある(GitHub、ポートフォリオ、発信など)
  • 転職市場における自分の立ち位置を把握している(LinkedIn、エージェントの情報活用)
  • 年収交渉や希望年収の提示に「戦略」がある
  • 転職先の成長性や報酬制度の理解に長けている

転職2回で年収2倍。年収を上げる人と上がらない人の決定的な違い

上で紹介した特徴をもとにすると、転職で年収アップに成功する人には以下の共通点があります。

1. 市場価値を理解している(情報武装)

年収1000万プレイヤーになるには、自分の市場価値を理解することが第一歩です。

  • LinkedInでスカウトが来る頻度
  • 転職エージェントから提示される年収幅
  • 同業他社の求人情報(要件と給与)

これらを日常的に見ておくと、「自分の適正年収」が客観的にわかってきます。

私の場合、LinkedInでのスカウト内容をもとに「このスキルなら年収1200万はいける」と判断できたため、企業に対しても自信を持って交渉できました。

私が受け取ったスカウトの例です。

こんにちは、〇〇株式会社の採用担当の△△と申します。
突然のご連絡、失礼いたします。

LinkedInでひのき様のご経歴を拝見し、特に

  • A社でのバックエンド開発(Go・Kubernetes)ご経験
  • B社大規模かつスケーラブルなバックエンドアーキテクチャ設計のご実績や365/24といった要求を満たすシステム開発と運用
  • ご自身でもWebアプリ開発に取り組み積極的に情報発信している点

に非常に感銘を受け、弊社で現在募集しているソフトウェアエンジニア(テックリード)ポジションと高い親和性があると感じ、ご連絡差し上げました。こちらのポジションの想定年収は1000万円〜1200万円となっております。

弊社は現在、【生成AI領域】において、プロダクトの急成長フェーズにあり、技術選定から開発基盤の整備、メンバー育成を担える方を探しております。

もし少しでもご興味をお持ちいただけそうでしたら、まずはカジュアルな形で15分ほどお話させていただけますと幸いです。

こういったスカウトを受け取るうちに、自分の市場価値を推定できるようになります。

スカウトはピンキリですが、良いエージェントや企業の採用担当からのメッセージも含まれております。自分の経歴をよく読みこんだ上でのスカウトメッセージなのか、想定年収が記載されているかはスカウトの熱量や質を推し量る上で重要です。なるべく目を通し判断するようにしましょう。

2. 転職の軸を「事業成長 × 自分の貢献領域」で語れる

どの企業も、採用する人に「事業へのインパクト」「事業への貢献」を求めています。
「何ができるか」だけではなく、「それが御社の何に効くのか?」まで話せる人は相手企業に対して強いアピール材料になります。

✅ 良い例:「私はこれまでWeb系企業で、主にスケーラブルなバックエンドシステムの開発に従事してきました。特に、大量のユーザアクセスやデータ処理に耐えうる設計・運用に強みがあります。

自動車業界では今後、自動運転やコネクテッドカーの普及に伴い、車両とクラウド間で大容量かつリアルタイムなデータ通信が求められると考えています。車両がインターネットと常時接続され、ソフトウェアアップデートや走行データの蓄積・分析が重要になる中で、私のバックエンド開発の経験は、確実に貴社の技術的基盤強化に貢献できると考えております。

従来の製造業から、ソフトウェア主導の価値提供へと移行しつつある自動車産業において、「止まらないシステム」「柔軟にスケールできるインフラ」を構築する技術とマインドセットを、御社で活かしたいと考えております。」

このように語れる人は、ただの「技術者」から「事業成長を牽引できる人」になれるのです。

希望年収は「高く言ってしまった」と思うくらいがちょうどいい

転職活動で「希望年収を高く言ってしまったかもしれない」と不安になる人は少なくありません。私もかつて、そんな不安を抱えたことがあります。「転職 年収 高く言ってしまった」と何度も検索し、正解がわからず戸惑った日々を今でも覚えています。

ですが、転職を2回経て年収を2倍にした私の経験では、むしろ高めに伝える方が、年収アップには有利に働くと感じています。

なぜなら、企業は年収交渉を前提にしているからです。提示額に対して「交渉の余地あり」と見てくるのが一般的で、「希望年収=譲れない最低ライン」と受け取られやすいのが実情です。つまり、自分の理想より下を提示してしまうと、さらに削られてしまうリスクがあるのです。一番やってはいけないのは「御社の規定に従います」という伝え方。こう言ってしまったが最後、企業側が提示した給与額がいくらであっても交渉することは非常に難しくなってしまいます。酷い場合、現年収よりもダウンした額を提示されることも。

もちろん、高すぎる金額を提示すれば話が流れることもあります。ただし、その場合は最初からその企業とマッチしていなかった可能性が高く、ご縁がなかったと割り切り他の転職先を探すのが良いでしょう。

「私はこういうスキル・経験を持っているので、御社のこういった事業に貢献できます。なので希望年収は1000万円です」

このように根拠を持って希望年収を提示できるよう、日々の情報収集が大切なのです。

まとめ:年収は「戦略」で決まる

私が転職を通じて学んだのは、「年収は才能ではなく戦略で決まる」ということです。

  • 自分の市場価値を正しく理解する
  • 遠慮せず希望年収を伝える
  • 企業との接点を複数持つ(エージェント・SNS・直接応募)

この3つを意識すれば、誰でも年収1000万円を目指すことができます

「今の収入でいいのか?」と不安を感じている方へ。
私のように、正しいステップで動けば、30歳で年収2000万円を超える人生戦略も実現可能です。

この記事が、あなたが明るいキャリアパスを切り開く手助けになれば幸いです。

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